Walling in and Walling out...


壁を造る。けれども壁を造った者は、果たして壁の内側にいるのか?それとも「閉めだされた」側に立っているのか?

自分の世界を囲い込むということは、同時に自分の世界に属さないものを囲いだす、ということだ。
しかしその境界はどこにある?

例えば一本の道のように、中央に白いラインが引かれていて、この線から向こうは全て自分の目指す方向、自分の走っている方向と反対の方角に向かって流れている・・・そのような境界がわかるのだろうか。

オスカー・ワイルドはいう。 " To Define is to limit " 「定義することは限定することだ」
「定義する」=「名づける」でもいいだろう。「わたし」が「わたし」であるということは、すなわち、わたしの中に壁を=限界を設けることだろう。
その「線」を一歩踏み越えたら、どうなる?それはつまりわたしの世界が広がるということ、言い換えれば、わたしとその部分の世界が同化するということだ。では「壁」を持たない人間とはなんだ?

わたしには、どうしても「世界」に重ねることができない手がある。